プルームテックはEMIRI(エミリ)やMALLE(マール)などのシガレットタイプの電子タバコと形状は似てますが、コイル交換は行わず、カートリッジを使い捨てして交換していく点が異なります。
7~8年前の第1次電子タバコブームの頃に流行っていたSimple SmokerやTaEco、今でも売ってるものだとFLEVOとかもPloom TECHと同じでカートリッジを使い捨てしていくタイプで、昔から良くある仕組みだったりしますが、

ふと、「プルームテックってどうやってリキッドをミスト(水蒸気)に変えてるん?」と疑問に思い、どうにもこうにも気になっていプルームテックのカートリッジを分解して構造を調べてみることにしました(笑)
プルームテックのカートリッジを分解してみた

最初に言っておきます。プルームテックのカートリッジの分解・改造は止めましょう。
なぜなら・・・「すごいしんどいから(笑)」
(※手持ちのルーターではカートリッジを切断できず、結果ペンチで力技で切断(苦笑)
(※保証とかも無くなってしまうはずなので止めておきましょう」

プルームテックのカートリッジをペンチで縦に切断した画像。切断部はうねってますが(笑)内部は丸見えです

長さはこんな感じ。分かりやすいように接続部を出してるので少し長くなってますが、プルームテックのカートリッジの実際の長さは58.4mm

カートリッジの外側の金属の亡き骸(笑)素材はスチール?だと思う

カートリッジの中に入ってるパーツ。蚕の繭みたいですが、白い部分はコットン(笑)

カートリッジの内部パーツをパーツごとに分けたところ(左側がバッテリーと接続する部分)

カートリッジの亡き骸と各パーツを一緒に撮影するとこんな感じ。大きく分けると5つのパーツで構成されています。
ということで、次の画像から①番から順に細かく解説していきます^^

まず最初。①のプラスチック

このプラスチックを寝かせて正面から見るとこんな感じ

こうするとピン!と来る人が増えると思います。このプラスチックは以前レビューしたPloom TECHのカートリッジを再生する時にかぎ針で引っこ抜くキャップです

次に右から②のパーツ。外側がふわふわした綿のように見えますが、コットンが巻かれてます

コットンが巻物のように巻かれているので、こんな感じでゆっくりはがしていくと・・・

中からこんなのが出てきます

剥がした外側のコットン。女性が化粧水とか付ける時に使うコットンみたいにふわふわしてます

剥がしたコットンを横から見るとこんな感じ。剥がすと結構膨らみます

外側のコットンを剥がしたら出てきたパーツ

中から出てきたパーツも薄いコットンに巻かれているので、さらにコットンを剥がしていくと・・・

こんなパーツが出てきた

出てきたパーツの画像。直径3~4mmぐらいのホースのような管の中央にロウソクの先の糸のようなものが十字架のようにクロスして差し込まれていて、その接続部から0.1~0.3mmぐらいの細い金属が2本取り付けられている

中央の管を上から見た画像

よく見ると、ホースのような管の中央部分に山型の切込みが入っているのが分かる

山型の繰り込みに沿ってホースのような管を折り曲げると、ロウソクの糸のようなものが金属に巻かれてセットされているのが分かる

ホースのような管の中から、ロウソクの糸のようなパーツを取り出すとこんな感じ。ホースのような管は、水分の浸透性が少ないか通さない素材のような感じ

ロウソクの糸のようなパーツのアップ画像。透き通って見えるが、水分(リキッド)を吸い込んでいるため半透明に見えているように思う。中央部分の黒い部分は金属にまかれていて黒く焦げたようになっているのが分かる

ロウソクの糸のようなものを金属から取り外すとこんな感じ。Vapeやってる人は、もういくつも前の写真からピンと来ていたと思いますがこれが「プルームテックのコイル」です!

言うてもプルームテックも電子タバコの一種なんだから、なんとなく「コイル入ってるんだろうな~?」って思いながら分解してみましたけど「やっぱ入ってた!しかもめっちゃ小っさ!」とちょっとビックリしました^^
黒くなってるのは、コイルに巻かれたコットンが焦げ付いてるわけで、プルームテックのカートリッジも電子タバコのように再生して(リキッド補充して)繰り返し使えると言っても、ここが焦げ付いたらいくらリキッド補充してもイガって(苦くなって)吸えなくなる。
つまりコイルが焦げ付いたらコイル交換する電子タバコと同じで、プルームテックもカートリッジの中のコイルが焦げ付いたらカートリッジごと交換する(Vapeだと Eleaf i nanoみたいな感じ)ってことです^^

プルームテックのコイルを収納するホースみたいな管との写真

プルームテックのコイルは極小。直径92mmの筒(カートリッジ)に入れ込まないといけないんで小さいのは当たり前ちゃ当たり前ですけど^^;
しかし、こんな小っさいコイル1つでミスト(水蒸気)ってそこそこ出るもんなんですねぇ(゚ο゚)

コイル出てきたんでもうクライマックス過ぎた感じですが、プルームテックのカートリッジの内部パーツの説明の続きに戻ります(笑)
右から3つ目、③のシリコンぽいキャップのようなパーツ

アップにするとこんな感じ

このキャップには2箇所穴が開いてて、こんな感じでコイルの先の金属を通して固定するつくりになってます(←細かく設計されてるんですねぇ・・)
プルームテックのように吸気によって自動オンしてバッテリーから熱を伝える電子タバコは恐らく似たような構造になってると思われる

次に④のパーツ

このパーツはカートリッジとバッテリーを接続する部分。これは皆さん見慣れたものですよね^^ 分解しないでも手元にカートリッジがあれば確認できます

最後に⑤のパーツ

上から見たところ

⑤のパーツはこんな感じで2つに分解することが出来ます。金属部分はカートリッジとバッテリーの接続部分の吸気孔部分で、シリコンキャップはそれを固定するパーツと思われます

ということで、プルームテックのカートリッジの中のパーツの解説でした^^
分解したプルームテックカートリッジを組み合わせ再生してみる
最後に、本編で使わなかった別カットの分解画像をおまけで ^^ 分解したパーツを逆に組み立てていくときの画像

②のコイルに、③のシリコンをはめているところ

②のコイルに③を接続完了

上の画像のパーツに、今度は⑤の接続部の金属を取り付けてるところ

接続するとこんな感じ

上の画像のパーツに⑤のパーツを接続するところ

こんな感じで接続すると・・・

こんな感じ。ここがバッテリーと接続する部分

分解してないカートリッジと向きを同じにして並べて撮影した画像。カートリッジの中はこんな感じでパーツが納められている

分解したパーツの内部部品と、分解してないカートリッジの比較画像

組み立てなおしたコイルに、かぶせて巻かれてたコットンが2種類、その先端のキャップ、さらにタバコカプセルを置いてみたところ。
分解してないカートリッジの内部は、こんなパーツで構成されている

最後は、切断されたカートリッジ表面の金属の亡き骸と共に(笑)いろんな技術と部品が組み合わさってプルームテックが構成されてることが良く理解できました^^
追記 質問いただきました。
※Q:プルームテックのコイルはリビルド出来るの?
A:技術的に言えばパーツ揃えれるか、何かで代用できれば恐らくYes!ロウソクの糸先みたいなやつ(X6とか電子パイポのコイルに使われてるひげみたいなの)と0.2mm(32ゲージ)ぐらいのVape用のワイヤー、あとコットンを用意すればたぶん出来るかなと思います。
ただ、プルームテックのコイルを手巻きして、セットする手間を考えるとやっぱりコスパは合わないかなと^^;
マニアとしてはやらないといけないのかも?ですが、プルテクもまだそれはやったことはありません (;・∀・)
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コメント
いい記事ですね!
プルームテックのカートリッジの再生を楽しんでるものですがコイルあるため再生は何回もではなくほどほどにしようと思います
というのもリキッド補充のときに茶色のリキッドが下からでてきたりするので変に思ってました
助かりました
JTはあんまり企業秘密みたいなこと言って答えてくれないからです
ありがとう
すみちゃさん
返信遅れてすみません 仕事がめちゃめちゃ忙しくなりまして・・
> プルームテックのカートリッジの再生を楽しんでるものですがコイルあるため再生は何回もではなくほどほどにしようと思います
> というのもリキッド補充のときに茶色のリキッドが下からでてきたりするので変に思ってました。助かりました
そうですね。少しずつでもコットンがコイルの熱によって焦げ付いていきますので(一般的なVAPEに比べればプルームテックのコットン焦げ付きはすごく長いですが)
味がまずいなぁ、少し苦味が出てきたなぁ、茶色のリキッド出てきたなと思ったら交換していくといいと思います^^
ではでは^^